高い蓄電能力

高いエネルギー密度により、小型・軽量化が可能です。

 大電流放電にも対応

大電流放電による、急速充放電が可能です。

 継ぎ足し充電が可能

ニッカドやニッケル水素のような、メモリー効果がありません
(メモリー効果:電池が完全に放電しないうちに継ぎ足し充電を繰り返すと、放電電圧が低下し、容量が減少したように見える現象)

 環境にも配慮

カドミウム、鉛などの、有害金属等を含んでいません
(鉛電池は硫化水素ガスを排出するため、屋内設置する場合には換気設備が必要です。リチウムイオン電池はガスが発生しないため、換気設備の設置がいりません)

 高い電圧

ニッカド、ニッケル水素の、約3倍の高電圧が可能です
(ニッカド:1.2V ニッケル水素:1.2V リチウムイオン:3.7V)

 電池の比較

 種類形状容量公称電圧重量体積エネルギー密度重量エネルギー密度
リチウムイオンφ18.4×65㎜2.6Ah3.7V45g557Wh/L214Wh/㎏
ニッケル水素φ14.5×50.5㎜2.6Ah1.2V30g374Wh/L104Wh/㎏
ニッカドφ43×91.5㎜10Ah1.2V400g90Wh/L30Wh/㎏
197×163×174㎜40Ah12V13㎏86Wh/L37Wh/㎏

※リチウムイオン電池 18650のデータ

 リチウムイオン電池の電圧範囲・保護回路

リチウムイオン電池の単セル電圧範囲は2.7~4.2Vとなります。
電圧2.7V以下は過放電領域、電圧4.2V以上は過充電領域となり、それぞれ内部劣化・漏液、破裂・発火の危険性が懸念されます。
正常利用領域で充放電を行うために、過充電、過放電、過電流などに対し何らかの保護回路を装備して電圧範囲を監視します。
また、負荷電流が増大した過電流領域も、本体機器と保護回路でのコントロールが必要です。